1. 素朴な疑問!なんでウォーターサーバーはお湯が出る?その仕組みとは

素朴な疑問!なんでウォーターサーバーはお湯が出る?その仕組みとは

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レバーを押せばいつでも冷水と温水が出てくるウォーターサーバー。外見上は大きなペットボトルがサーバーの上に乗っているだけなのに、なぜ冷たい水や熱湯が出てくるのか、疑問に思ったことはないでしょうか? 一見すれば単純な作りにも思えるウォーターサーバーには、便利に使えるように様々な工夫がされているのです。

サーバー内部にはふたつのタンクがある

ウォーターサーバーの上には大きな水入りのペットボトルが置かれており、レバーをひねればボトルの内部にボコボコと気泡が上がります。これを一見すれば、上部のボトルから直接水を出しているように思えますが、実はウォーターサーバーの内部構造はもうちょっと複雑です。本体内部には、冷水用と温水用のふたつのタンクが内蔵されており、上部ボトルの水はまずこの内部タンクへと移されて、そこで冷やされたり暖められたりしているのです。 この仕組みのために、ウォーターサーバーを導入した直後であれば、水はほぼ常温となってしまいます。内部で冷やしたり、熱したり時間がないためです。ただし、サーバー内の冷水&温水タンクは短時間で水の温度を変化させ、その後長時間保存することができるので、導入直後でも数十分後には冷たい水、熱湯をすぐに利用することができるようになります。 ウォーターサーバーを導入するメリットのひとつが、常に待たずに熱湯を使えるということです。では、ウォーターサーバーの内部では、どうやって水を熱しているのでしょうか。内部の温水タンクの中には、金属の棒も内蔵されており、これを加熱することでタンク内の水を熱します。仕組みとしては、電気ポットと同じと考えていいでしょう。そうして設定温度まで熱された水は、一定の温度のままで保たれます。ガスを使っての湯沸かしや電気ポット、電気ケトルは毎回冷たい水を入れてから熱する手間がありますが、ウォーターサーバーの場合は電気ポットと保温ポットの役割を兼ねており、常に熱湯を用意して保温しているのです。 続いて水を冷却する仕組みですが、こちらは2種類の方法が採られています。まずは電子式という方式で水を冷やす方法で、わかりやすく説明すれば、電力を使って水を冷却する方法です。電子式で水を冷やすには2~3時間が必要となりますが、消費電力は非常に小さく、一般家庭向きの省エネ方式となっています。 もうひとつの方法がコンプレッサー方式で、こちらは冷水タンクに冷媒をつけて、循環させることで水を冷やします。電子式に比べると短時間に、また大量の水を冷却することができ、冷却システムとしてはコンプレッサー方式の方が優れています。その分消費電力も高くなるため、大量の水の使用が予想される業務用のサーバーで使用され得ることが多い方式です。個人向け、一般家庭向けのウォーターサーバーであれば、冷却方式はほぼ電子式となっているはずですが、導入時には念のためチェックしておきましょう。

ウォーターサーバーのメンテナンスはメーカーに任せよう

単に上部のボトルから水を落としているだけのように見えるウォーターサーバーですが、実は内部に冷蔵庫と電気ポットの機能を内蔵している、見かけよりも複雑な機械であることを説明しました。内部に水を貯める別のタンクがあるとなると、ではそのタンク内の洗浄などはどうしているのかも気になるところです。水の清潔さを保ち、常に安全で美味しい水を飲むには、サーバーのメンテナンスも大切になります。 多くのメーカーでは、年に1回から数回のメンテナンスを行ってくれます。説明したように意外と複雑な構造を持っているのがウォーターサーバーなので、メンテナンスや洗浄も自分で行うのではなく、メーカーに任せてしまうのがいいでしょう。自分で分解洗浄などを行おうとした場合、破損の原因となることもあります。 また、ウォーターサーバーのメリットのひとつとして、ボトル内の水が空気に触れにくく、雑菌なども入り込みにくいという点があります。市販のペットボトル入りミネラルウォーターの場合は、キャップを開けてしまえばどうしても空気に触れてしまいますが、ウォーターサーバーの場合は構造上空気に触れにくい、あるいは触れないようになっています。水を出すたびにボコボコと気泡が上がりますが、この際にボトル内に入る空気自体が、サーバー内部のフィルターを経由するなどしているため、長期間清潔で安全な水が保たれるのです。ボトルの形状や素材も様々で、最近はボトル自体が使用するたびに折りたたまれていき、ボトル内に空気を一切入れずに水を出せるタイプのものもあります。この折りたたみタイプのボトルの場合、使用とともにボトルのサイズ自体が小さくなるために、使用後の保存場所も少なくて済むというメリットもあります。

サーバーの電源は常時ON!

水を冷やしたり熱したりする際に電気を使う関係から、ウォーターサーバーの電源は常時入れっぱなしにする必要があります。内部のタンクに入った水は常に電力によって温度を保たれているため、使用しないからといって電源を切ると、保温機能が働かなくなります。また電源を切ることで熱したり冷めたりを繰り返すことで、水が劣化してしまうこともあります。常時電源を入れていても、ウォーターサーバーの消費電力は電気ポット程度かそれ以下で済む場合が多くなっています。ひと月あたりだと約1000円と、さほど高額ともならないので、つけっぱなしのまま使用しましょう。