1. ミネラルウォーターってどこから来ているの?採水地リスト

ミネラルウォーターってどこから来ているの?採水地リスト

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ミネラルウォーターは、主に地下水や湧き水などから採水されています。採水場所によって成分や味に差が出てきますが、特に国内と海外だと大きな違いがあります。日本の水の味に慣れていると、海外のミネラルウォーターが飲みにくく感じることがありますが、それは採水地の地層や岩盤の状態が日本と違うことが大きな原因です。

主な採水場所

日本製ミネラルウォーターの採水地として人気なのは、南アルプス、阿蘇、富士山など。どれも硬度に違いがありますが軟水です。南アルプスの天然水は、山梨県の南アルプス甲斐駒ケ岳が水源になっています。沈殿、ろ過、加熱殺菌以外の処理が行われていないので飲みやすく、幅広い世代に愛されています。 阿蘇の水は、南アルプスや富士山に比べると硬度が少し高めの軟水です。採水地は熊本上益城郡嘉島町。南アルプスの天然水と同じく、沈殿とろ過、加熱処理以外の処理は行っていません。2008年に、環境省が選ぶ「平成の名水百選」にも選ばれている評価の高い水です。 富士山は山のほとんどが玄武岩で構成されています。玄武石はバナジウム成分を多く含んでいるので、デトックスや脂肪燃焼・美容効果が期待できます。血糖値を下げる効果もあるそうです。 海外だとイタリア、フランス、ルーマニアなどが接しているアルプス山脈の地下水や湧き水がよく水源として使われます。こちらはミネラル豊富な硬水。他にもハワイも採水地として有名です。

日本の有名メーカーは主に軟水

では、よく売られている有名なミネラルウォーターは具体的にどんなところで採水されて私たちのところまで来るのでしょうか?3つのメーカーの採水地を紹介します。日本の採水地は、地下水が地層に滞在している時間が短いので、ミネラル成分を多く含んでいない軟水であることが特徴になります。

南アルプスの天然水は山梨県白州から

サントリーから発売されている人気のミネラルウォーター「南アルプスの天然水」。この水は東京からわずか2時間のところにある山梨県北杜市白州町で採水されています。白州は西に甲斐駒ケ岳、北に八ヶ岳などがある自然豊かな場所です。水源周辺には25万坪の水質安全保全地と9万坪の「天然水の森」を持つ抜群の環境となっています。

い・ろ・は・すは全国6か所に採水地

「いろはす」は、全国6か所の名水地から採水しています。それぞれ北海道札幌市清田区清田、岩手県花巻市太田、山梨県北杜市白州町、富山県砺波市東保、鳥取県西伯郡伯耆町、宮崎県えびの市大字東川北で、自然に育まれた水です。また、「いろはす」では、水を育てる森や山を守る取り組みを行っています。地域の地層を調べ、水源となるエリアを特定して、植林活動に取り組んでいます。

世界遺産の熊野古道の水

熊野古道は世界遺産にも登録されている道です。この名前の付いた水は、三重県尾鷲市名柄町で採水されています。超ろ過膜によるろ過のみで処理したナチュラルミネラルウォーターになっています。硬度は10mg/Lの軟水で、くせがなく飲みやすいのが特徴です。値段がお手頃な点でも人気を集めています。

硬水が多い海外のメーカー

ヨーロッパの地下水は、石灰岩地質の地層を長い年月をかけて移動しているため、マグネシウムやカルシウムなどの成分が多く溶け込み、硬度の高い水であることが特徴。アメリカにあるネイティブアメリカンの聖地、マウントシャスタも有名です。

クリスタルカイザーには2種類の水源がある

クリスタルカイザーには、キャップが青いタイプと白いタイプの2種類があります。青い方はカリフォルニア北部に位置するマウントシャスタ、白い方はシエラネバダ山脈に位置するオランチャ・ピークが水源地です。山のふもとにある自然保護地域の採水地から年間を通して常に9~10度に保たれた天然水が湧き出ていて、その場でその湧き水をボトリングしたのがクリスタルカイザーになります。日本で売られているクリスタルカイザーは、子会社の大塚ホールディングスが販売していますが、こちらで販売しているのは青いキャップの方です。白いキャップの方は、大塚食品経由ではなく、現地の業者から直接輸入しています。

ダ・ヴィンチも飲んだサンペレグリノ

欧州各国で最も有名なミネラルウォーターの一つ、イタリアのサンペレグリノ。イタリアンアルプスのふもと、サンペレグリノという小さな町に水源があります。ここに湧く鉱泉が評判になり、13世紀にはレオナルド・ダ・ヴィンチも源泉を訪れて愛飲していたと言います。弱めの炭酸水で、ミネラルが豊富に含まれる硬水です。

ダイエットに効果的なゲロルシュタイナー

ドイツで最も飲まれているミネラルウォーター、ゲロルシュタイナーの採水地はドイツ南西部ラインラント=プファルツ州ゲロルシュタイン。ベルギー、ルクセンブルグとの国境近くのアイフェル高原にあります。硬度が1302mg/Lと大変高い水です。代謝が良くなるのでダイエット効果が期待できて、モデルも愛飲しています。

ウォーターサーバーの水はどこで採水している?

ウォーターサーバー業者が取り扱っている水はどこで採水されているのかも気になりますよね。ウォーターサーバーで飲めるのは、ほとんどが国内を採水地とする水ですが、唯一ハワイウォーターはハワイのオアフ島を採水地としています。 フレシャス、クリティア、富士の湧き水、などは富士山、アルピナは北アルプス、アクアセレクトは三重県大台ヶ原を原産地としています。そして、アクアクララやクリクラは全国の水道水からです。天然水ではないの?と驚くかもしれませんが、アクアクララやクリクラの水はRO水と言って、NASAも宇宙で採用しているRO膜という超微細フィルターに通してろ過しています。水に溶ける水分子以外の物を全て除去している、大変純度が高い水になっています。ミネラル分までなくなってしまうので、後からミネラルを添加しているくらいです。不純物が含まれている心配は全くないので、安全性を重視する人にお勧めです。ただ、後からミネラルを添加しているので若干味が落ちる傾向も。水のおいしさを重視するという人は、天然水の方を検討してみましょう。